8日目③ ラサ到着 スノーランドホテル 2010年11月17日(水)






駅前をまっすぐ歩いて行くと、どうもそれらしい人がいます。
ガイドのジェムツォさんは30代くらいでしょうか長目の髪を後ろに束ねた、ラフな格好で立っていました。実に柔らかい笑顔です。
挨拶をすると、すぐにカタと呼ばれる旅人を迎える白い長い布を掛けてくれました。

歩いて行くと警備の兵士に呼び止められ、何やら出すように言われました。パスポートか入境許可証だと思い、背負ったザックの中の方の貴重品入れから取り出しました。いい気分ではありませんでしたが、兵士は英語ですみませんと言っていました。

それからトヨタの青いランドクルーザーに乗り込みました。ドライバーはジュグミーさん。もちろんチベット族です。英語はあまり得意ではないようですが、
運転はとてもスムーズです。あまりクラクションを鳴らさないなあと思いました。
橋を超え、しばらく行くと薬王院、そしてポタラ宮が見えてきました。これがポタラ宮かー。ここまで来んだなー。
ポタラ宮前の広い道路を少し行くと、直角に入って行く細い通りがありました。角には警備の兵士が屯しています。迷彩服にヘルメット、防弾チョッキにヒザ当てやら何やら、物ものしいスタイルに、もちろん自動小銃を下向きに構えて。「〜へ行く」と言ったのだと思います。ガイドのジェムツォさんが一言、声を掛けてから、車を進めました。

商店街で、両側は4階建てくらいのチベット風建物。1階は色々な店が並んでいます。かなり賑やか。
スーッと車が、スノーランドホテルの前に泊まりました。
フロントで到着を伝えますが、なんと予約が入っていないと。そんなバナナことはあるわけがありませんよ〜。ちゃんと成都のゲストハウスの仕事が出来る、
優秀で気立てのいいージョイさんが、僕の目の前で電話して予約したんだから。
と何度言っても無駄なので、とにかく部屋があるのか聞くとあると言うので、とりあえず2階のツインルーム、1泊100元、1.300円でまず2泊することにしました。最初150元と言っていたんですが、予約の時は100元だったと言ったらあっさり100元にしてくれました。まあこんな塩梅でしょう。

部屋で荷物を解いて、お茶を飲んでさて、少し頭が痛いけれど、とにかく外に出て何か食べよう。
それに、ラサ駅に着いてからスペイン人レディースとロシアンガイと別れちゃったままなので、彼女達が泊まると言っていたクールヤクホテルにも行ってみようと思いました。
まずは、腹拵えということでスノーランドレストランへ。明るいいい感じ。モモというポテトコロッケみたいなのとバター茶を頼む。計17元、220円!
ここは欧米人の観光客に人気があるようで、マネージャーもスタッフも英語が話せる上に気立てがいい。

3日目のホテルをすぐに探さなくてもいいのだけれど、4階からポタラ宮が見える部屋があるというタシタクガイというホテルを見たかった。部屋を見ると、
ウーン確かに遠くポタラ宮が見える。通りに面していてただ眺めているだけでも飽きない。ここにしようと決めて、フロントの男性スタッフと話しました。
150元と言われたけれど、10泊だったらいくらかとか聞いているうちに100元になったので明後日、すぐ近くのホテルから移ってくると約束しました。

で、次はクールヤクホテル。これもすぐ近く。新しいきれいなホテル。ただちょっと見たところ、通りに面していない分だけ、窓からの眺めは期待できなさそう。スペインの二人の女性への伝言を依頼しました。フロントの対応は実にスムーズ。感じ良し。

今日は疲れたのでビールを飲んで早めに寝ました。
昼頃、カシオの防水時計によると、気圧は647mhpでした。普通、東京で晴れの日は1,000mhpだからかなりのものです。ふー。