29日目④ 北京に詐欺師集団大量出現!反日宣伝について。  2010年12月8日(水)

 「南京から来たんだけど、腹が減ってんだ(金をくれと言う意味ですよモチロン!)。」といきなり言われたら、いったいなんだと思いますよね。と言うか「だからなんだバカヤロー!」と言いたいですね。「アイムフロムナンジン、アイムハングリー。」って、英語でですよ。
 久しぶりの日本酒に鍋焼うどんを食べた後、気分良く歩いていたんです。ヒルトン北京・王府井ホテルとかザ・ペニンシュラ北京とか。それにゴージャスな西洋のお城みたいな大きなレジェンデールホテル。五つ星。そんなストリートを歩いていたら、向こうから学生風4〜5人組がやって来て、中の一人が言ったセリフです。ははーん、私を日本人と見て、南京からって言えば申し訳ないと思って金を出すと思ったんだろう、とその魂胆がすぐ分かりました。
 反日教育が盛んだった90年代に子供だったとして、今、2〜30代と言ったところか。多少のズレがあって、もっと若い学生もいるだろうし、逆に40代くらいの人もいるだろうと推測します。いずれにしろ一日本人旅行者に対して、非礼、失礼を通り超して馬鹿馬鹿しく阿呆らしくなるセリフです。
 そんな事言うなら、チベット人も中国人に対して、「チベットから来たんだけど、お腹が減ってるんだ。」と言えばいいのか?天安門で殺された学生達にしてみたら誰に言えばいいのか?そこら辺を警備している人民解放軍の兵士に向かって、「天安門から来たんだけど、お腹が減ってるんだ。」なんて言ったら逮捕されちゃうでしょ?
 バカヤローと思いながらもひと組目は無視していました。そう「ひと組目」は。
 それから5分もしないで、今度は若い男女2人プラス赤ちゃん連れ。セリフも「南京から歩いて来たんだけど、お腹が空いてるんだ。」と。馬鹿じゃないのかと思いながら、お前の言うことは信用できん!と言ってから無視して歩きました。あいつらは仲間同士か?とも思いましたが、波状攻撃をかけるくらいなら、全員で寄ってたかって取り囲んでしまった方が、恐怖感を与えて金くらいスグ出てくるかも知れないのに、などと思いながら歩いていました。
 朝陽門南小街にぶつかったところで左折しようと信号を待っていたら、なんと3組目!同じセリフ。「南京から歩いて来たんだけど、お腹が空いてるんだ。」
あんまりバカバカしくなって「だからなんだ!仕事しろ!」と語気を強めて言ってやると、その男女2人組はシュンとなっちゃって、「南京は仕事がないんだ。」とか適当なことをほざいているので、「ここまで歩いて来たというのはウソだろう?」と言ってやったら、「英語が分からない。」とか急に誤魔化してそそくさと逃げて行きました。まいいかと思ったのですが、なんだか頭に来て、「おい!ちょっと待て!大体なんだよ!」とか言ってやったら、なんだかブツブツ言ってましたがやぱり逃げちゃいました。赤ちゃんを入れて約10人。暴力的ではないのですが、イヤな感じです。
 
 内政の失敗を誤魔化す為に国民の目を外に向け、共通の敵を作る。負けが込んできた為政者の常套手段ですね。反日的なテレビ番組や映画というのは中国では今でもどこでもいつでもやってます。これは一体全体、国民の常識なのか、一部国民の常識なのか、知性的でない国民の常識なのか、60年も70年も前の事をいまだに糾弾し、大袈裟に宣伝し、洗脳しているわけです。真実を知らされない普通の中国人に罪はないのだと思います。私が今回の旅行で知り合った中国人は、20代から3〜40代。反日教育の影響が小さい人達だったのか、テレビや映画などの宣伝に騙されない人達だったのか、私が「お客様」だからか、とにかくイヤな感じはなかった。

 テレビ番組がまたすごいですよー。
 その名も「敢死隊」日本風に言えば「決死隊」と言う感じでしょう。時は1930年から40年頃。大日本帝国陸軍が広い中国大陸を侵略中。中国は内線状態だったせいか、そもそもやる気がないのか、日本軍が強かったのか。とにかく正規軍だけではなく「抗日ゲリラ」が戦っていました。ゲリラを指導するのは中国共産党軍から来ている一人の将校です。この将校を中心にしてわずか6〜7名のゲリラが何十人もの日本の兵隊をやっつけるのです。 
 大体日本軍の鉄砲玉は当たらないように出来ています。物語上。ゲリラの玉はちゃんと当たってくれます。そうしないとスグ番組が終わってしまいます。いつも午前中、2時間くらいやってました。第32話が最終回。長いテレビシリーズです。
 日本側には、川島芳子(日本の傀儡政権清朝の皇族の王女。日本に学ぶ。後、日本軍と協同で対中諜報謀略活動をしたとされる)ばりの男装の麗人、美恵と呼ばれる陸軍将校が出てきます。美人ですが、これはもちろん中国からすれば裏切り者との扱いです。
 今、フト気づき「敢死隊」で調べたらちゃーんとDVDが日本でも買える様です。が、日本で再生出来るかどうかはわかりません。

以下、クイックチャイナというサイトからの引用です。
【ストーリー】:1937年11月初日寇沿滬寧線長駆而下直奔金陵,金陵城岌岌可危。国軍金陵守備司令接受了我中国共産党人的建議,“団結一切可以団結的力量,全民抗戦!”中共地下党員馬烽接到上級命令:領導一支由特殊身分人員組建的敢死隊准備与日寇進行殊死搏殺。所謂“特殊身分人員”,即被関押在省第一監獄中的“死刑犯”,他們中間不乏忠義之士。這些“死刑犯”中有不服官僚買ban巧取豪奪而誤傷人命的;也有奮起抗争而将地主悪覇送入地獄的;還有被懐疑是“通共赤色分子”的。馬烽選擇了四男二女組成了代号為“303”的敢死隊。日寇在金陵城内焼殺搶掠無悪不作,這激起了敢死隊員們的満腔怒火,他們決心“抛頭顱、洒熱血、向日寇討還血債!

 特殊身分人員というのは特殊部隊員みたいなものでしょう。死刑犯というのはやはり死刑囚のことでしょうか。これは普通の抗日ゲリラよりもっと危険な任務を遂行する為に、死刑囚の中から4人の男と二人の女が選ばれたという話だったのだと推測します。
 中国語がわからないので、、、、。すみません。

 以下、えらい自動翻訳になっちゃいました。
 初期の 1937年 11 月と日本、上海-南京に沿って長いクし金陵をまっすぐに行った、金陵市がかかっています。南京守備隊の軍事司令官、中国の共産主義は、「すべてトゥアントゥアン結び目結び目強度、戦にすべての強い ! 私提言を承認「CPC Ma 風水の地下のパーティー メンバー上司から注文を受け取った: 特別な人事決死隊苦い戦い準備ができて id フォームには、日本侵略をリード。いわゆる「特別なスタッフのアイデンティティの」が開催されている「死刑、それらの間の州で最初の刑務所の忠誠心の欠如はありません。これらの「死刑」禁止略奪的攻撃生活を購入する官僚に対してアピールしているも上昇すると地獄に家主トラフィック BA を戦う; 懐が疑われているが「統赤の要素がある」。Ma 風水 4 人の男性を選択して 2 つの女性コード「303」を決死隊。少が死亡金陵での日本人の侵入者の都市交通なし作らないは略奪の死隊をいた Narua 麻美キャビティ怒り攪拌、「日本の侵略には、頭をスローと血を流す、彼無数流血犯罪支払いを確認するには ! 決定は
 なんだか中途で翻訳終わってしまってます。
 
 敢死隊の中でなぜか男女のペアが2組出来上がります。やや言葉が頼りないけど目が大きく気のいい若い男性ゲリラが、女性ゲリラを好きになるのですが、女はなかなかいい顔をしてくれません。ある日、日本軍の急襲を受けた敢死隊はバラバラになり逃げ遅れた女は、捕虜になります。男装の麗人風日本軍将校美恵が、なんと日本兵に女を「褒美」だと言って連れて行かせます。彼女を好きな若い男性ゲリラは、物陰から彼女が日本兵の慰め物になりそうなところを見て発狂しそうです。このままでは彼女の名誉は守れない、と考え、自分の銃で彼女を撃つ。周りの日本兵は逃げる。彼は走って行き、彼女を抱き抱える。死ぬ間際にやっと、彼女は彼に愛を告げる、と同時に日本兵の銃剣が彼を刺し殺す。

 これは典型的なパターンです。が、日本憎し!と言う感情を植え付けるには一定の効果があります。

 もう一人、よく将校を助けた落ち着いた渋い男性ゲリラがいました。最終回。日本軍高級将校が集まっているとの情報を元に、敢死隊はその名の通り決死の攻撃をかけます。渋い男性ゲリラが日本軍高級将校が集まっている部屋の天井に忍び込みました。身体には爆弾を抱えてます。ここで天井からロープを伝って降りて行こうとしたら、ある女性ゲリラが「私が先に行く。」と言って潤んだ目を見せます。こうなると男は弱いので、わかった先に行けと言って女を日本軍高級将校が集まっている正に、その真上にロープで降します。すると当然、周りの日本兵が気づいて彼女は撃たれてしまいます。それを見た渋い男性ゲリラは何クソッ!と思いながらダーッと降りて行く。やっぱり日本兵に撃たれて死んでしまいます。爆弾はまだ爆発しません。
 そこでやっとゲリラのリーダー、つまり共産党軍の将校が、同じ様に天井から降りて来ます。びっくりした日本軍の高級将校は刀を抜いて、リーダーを殺そうとするのですが、死にません。ついに爆弾に火をつけることに成功します。リーダーもろとも大爆発。身を挺して日本軍を痛撃したという話でした。
 あっ、そう言えば男装の麗人日本陸軍将校美恵は敢死隊との戦闘の際、撃たれて死んでしまいます。

 こうして、日本軍といかに戦ったか、また日本軍がいかに卑劣であったかが、宣伝されるわけです。

 まあ、そんなことはないだろうとは思いながらも、見え見えの宣伝が毎日行われているので、ボディブローの様に効いています。いくらのなんでも、南京事件(あるいは大虐殺)を持ち出して、日本人旅行者から某かの金をせびってやろう、と言うのは正しい褒められた事ではない事くらい、誰でも分かってはいる。けれど国家が毎日言っているんだからやってもいいんだ、と言い訳が出来る。ちゃんとした人間は宣伝なんぞに乗りません。ちょっと小遣い稼ぎしてやれ!とか適当な人間がやってしまう事だと思います。中国政府の責任が一番大きい。やはり事実を見る目を中国人一人ひとりが持てる事が必要です。