28日目③ 北京胡同 2010年12月7日(火)



 一休みしてからさっそく、夜の胡同を散策してみましたが、暗くてよく分らない。迷子になりそうなので、角を曲がる毎に写真を撮っておきました。この角を右折して細い通りを真っ直ぐとか。このくらいやっておけばホテルまでちゃんと帰れます。 
 小さい食堂をいくつか見ていると、やはり普通の炒飯が一番食べたいので、そんな店を探します。店の看板に「美味蜀多」とあるので、蜀、すなわち四川省成都の料理ということです。値段も成都とそんなに変わらなさそう。その程度の感覚で店を選びます。味もまあ大丈夫でした。どうも冒険心がないというか、ひとつ覚えというか遊び心がないですが、気に入った味というのは飽きることもない。成都には親しみを感じるわけです。
 大通りまで出て見るとやはり首都だけあって、夜遅くまでライトがギラギラしているレストランとかホテルなどがあります。小さい商店も少し開いてます。小腹が減った時の為に自家製クッキーを少々。ホテルの近くまで戻って小さい商店でビールも買いました。500MLが1本、10元!ン?それは高いと思ったら、お釣りを誤魔化そうとしていました。20元札を出したら、10元のところ、5元札を寄越そうとしました。せこいオヤジです。10元札だろ?と言うと、あっ、間違えたと言わんばかりの演技。日本人だと思って最初からボルつもりです。1ヶ月弱の中国、チベットの旅でこのくらいせこい奴は初めてですね。一応、あとで他の店の値段を調べてから文句言う事にして、その晩はホテルで高いビールを飲んで休みました。500ML1本が5元としたら2倍に吹っかけ、かつお釣りを誤魔化そうとしたことになります。
 翌日、コンビニみたいな店で値段を調べたら6元はしません。早速オヤジのところに文句を言いに行きました。他の店では5元だったぞ!と言うと何やら言い訳をしていました。金を返せと言ってもどうも埒が開かないので、「公安に言いつけるぞ!」とジェスチャーを交えて脅しておきました。
 この北京では色々気をつけた方が良さそうです。
  
 でも、ホテルに帰るとフロントには頭が良くて愛想のいいリサちゃんがいるので、イヤなことは忘れてしまいますね。さすがに疲れたので早く寝ます。