27日目① 成都 街歩き 洒落た一画 2010年12月6日(月)





 明日は北京に出発するので、成都は今日が最後です。まだ行ってないところ、もう一度行きたいところなどあれこれ考えてみますが、まずはひと泳ぎ。猛迫湾水泳場に行きました。ここのプールにも、つまり右側通行だか左側通行だかなんだかわからない遊泳スタイルにも大分慣れて来ました。1000メートルゆっくり泳いで、50メートルのダッシュを5本、最後にゆっくりとクーリングダウンでトータル1500メートル。旅の途中なのでこのくらいにしておきます。 

 泳いだ後、炒飯を食べて、さて次はどこへ行こうかと考えるとやはり、錦里、武候祀の隣りの門前町です。お土産を買うにも手頃です。小さな古本屋で「孫子の兵法」が6元、78円で売っていたので買いました。古本というよりごく簡単な製本の冊子と言った感じです。豪華な厚手の表紙はありません。しかし内容は同じ。実質的、合理的です。それとパンダの絵葉書。10日以上も成都にいたのにパンダを見てないなんて!まあ絵葉書でもいいことにします。オーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンのローンパイン・コアラ保護区。ここはカンガルーの小型のワラビーが沢山いて、触ったりできます。あのワラビーっていうのは可愛いですね。愛くるしい熊猫(パンダ)としてもワラビーと比べられたらとてもとても、赤ちゃんじゃないと勝負になりません。
 スタバでカフェラッテを飲みながら、さらに見ておきたいところ、行っておきたいところはないか考えます。すぐ近くのチベット人街ですね、やはり。

 チベット人街にオーストラリアのブッシュハットAKUBRA社の店があるので、また見てみました。鍔が平らで固いタイプのが1400元 18、200円 それと柔らかいタイプのが680元 8、840円。やはりこのくらいの値段はするんですね。(12日目 ラサ オシャレな女性達 11月21日の文の中でブッシュハットが確か5〜6、000円くらいだ、とありますが、本当はもっと高いのでした。)
 
 チベット人街を通り抜けて歩いて行くと歩道でおばさんがきな粉餅を売っています。学生風の男性が買っています。6元 78円と言っています。3輪車みたいに荷台がある自転車で、きな粉、砂糖、温かくて柔らかい餅、包丁、それに天秤ばかり、、じゃなくって棒ばかり。これだけあれば商売が出来るわけです。注文の仕方もいたって簡単。商品はひとつだけだから指さしてニコニコして食べる仕種をするだけ。分量は適当に手でこれくらいってやる。するとおばさんは分かったと言って、いや頷いて、餅を大人のゲンコツくらい取り分けて平らにし、まず砂糖、グラニュー糖みたいなのをパラパラかける。次にきな粉をかける。それから包丁で大人の親指くらいに切りやすいように線を入れていく。切り終わったらビニール袋に入れ、棒ばかりのフックにかける。適当に重りをずらす。6元!と威勢良く宣言する。まあ、さっきの学生風のが買った分量と同じくらいだし、おばさんが吹っ掛けることはないと思ってそのまま払う。そして気分良くおばさんの写真をパチリと1枚撮っておく。甘党の私にはこれは美味しかったですよー。
 
 さらに歩いてちょとだけバスに乗ります。昨日の夜見た四川オペラの劇場、蜀風雅韻がある文化公園の方まで行ってみます。これがバブリーな雰囲気でやたらと明るかったんです、昨日の夜は。昼間はどうなるのかなーと思ったら、ピカピカの石畳で道の両側はホテルや高級宝石店や、蜀風雅韻の劇場、道の真ん中にはオブジェやら大きい犬の人形、馬車の石像などなど。そう言えばここのホテルはニュージーランドのグレッグさん達が泊まったホテルでした。さすが建築家は豪勢ですねー。
 この際もっと歩いて、寛窄巷子と呼ばれるレストランやバーが並ぶ一画まで行きました。これがまた狭いエリアなんですが、ライトアップがいい雰囲気で、ホントにこれが中国の町かなーと思うくらい感じがいい。蛍光灯ではなく黄色っぽいライトは柔らかくていいですね。オープンエアのカフェやレストランがいっぱいありますが、結構な値段になりそうなので、またまたスタバに入ってしばしゆっくりします。私は本当に活動的な人間ではなくって、コーヒー飲んでのんびりしていいたいんですね。

 中国のいいところ、きれいなところを見たいと思っていたので、たまにはこんな町もいいのです。綺麗なところはまだまだあるでしょう。北京にも沢山。