25日目① 成都 カフェのはしご 12月4日(土)

 

 成都もあと3日となったので、北京への移動の準備もそろそろ始めます。12月7日、成都空港への送りの車はシムズにお願いします。エア・チャイナの北京行きのリコンファームもシムズのスタッフに電話を架けてもらいました。自分でやってみたのですが、どうも番号が間違っていたらしく、何度架けてもなんだか怒られている様だったので諦めちゃいました。それと、北京空港からホテルへの送迎サービスの申し込みもシムズのフロントに頼んじゃいました。これはミスがあると泣きが入りそうだったので、大甘です。ホテルは四合院という伝統的な建築洋式で、胡同(フートン)と呼ばれる一帯にあります。石造りの建物が密集していて、道が狭く入り組んでいるのでタクシーの運転手泣かせと、ガイドブックにありました。念の為です。
 クレージービージーという表現がピッタリなんですが、シムズのフロントはいつもニコニコ余裕の表情でサービスしてくれます。安心です。

 洗濯も済ませ、いつもの中華屋さんで今日は辛くない肉入り支那ソバを食べました。さあひと泳ぎだ、と思ってプールに行ったら、土曜日の昼の部は11時45分まででした。うっかりしていました。残念。
 気を取り直して、そうだ、ニュージーランドのグレッグさんに教えてもらったカフェに行ってみようと思い立ちました。Kaffstuganというその店は猛迫湾水泳場からバスで20分くらいのところ。行ってみたらわりとすぐ見つかりました。シックでシンプルな店です。センスがあります。確かグレッグさんがオーナーはスウェ−デン人だと言っていました。12月ということでサンタの飾りつけがオシャレです。欧米人の客が数名、長居してます。居心地が余程いいのでしょう。カフェラッテが1杯28元、364円。小さなクッキーが二つついてましたが、高い。いつもの中華屋さんでチャーハンが8元だから、4日分の朝ごはん代と同じ。日本で牛丼一杯が350円くらいとすると。1、400円もするカフェラッテということになるのでしょう。ちょっと比べ方が怪しいですが、いずれにしても高い。但し味はいい、店の内装もいい。
 2010年8月、スウェーデンイエテボリの湖でオープンウォータ競技がありました。世界マスターズ水泳ですが、競技期間の最後にお祭りみたいな3キロ
の種目があり、どうもこれだけ参加基準が緩いのです。だから、私も泳げました。但し水温は21度くらいでしたよ。お隣の寒い国フィンランドから来たおじさんが「冷たいからウェットスーツ着るんだ。」と言っていました。08年、オーストラリアのパースの大会で知り合ったシカゴの女性もウェットスーツ。でも98%の人は普通の水着だけでした。もちろん私もウェットなしですよー。
 などなど思い出しながら、オーナーに聞いたら、もう4年、中国にいるのだそうです。色々とチャンスが見えてくるわけです。

 夜、ひと泳ぎのあと、町をブラブラしながら建設路というバブリーなエリアに行き、また珈琲を飲みました。良木縁 GOOD WOOD COFFEEという店ですが、前行った上島珈琲の銀座のバーみたいな店と似てます。照明は暗目、ピアノのBGMつき、ロングスカートの制服で髪の毛をアップにしたウェイトレス。そしてバカ高いメニュー。Lサイズですが味が薄いカプチーノが32元、416円。日本的サイズつまり大きくはないクリームチーズケーキが19元、247円。しめて51元、663円。日本と変わらない値段。ステーキやハンバーガーなどの食事のセットメニューも100元近いプライス!コーヒーのいい香りはしないし、店の写真は撮らないでくれと言われるし、どうもやっぱり、今の中国ではこの手の店がボロい商売をしているらしい。でも、ウェイトレスの愛想は良かったですよ。あっ、それと英語はちゃんと話していました。
 まともなバリスタといいコーヒー豆、おいしい水などがあれば、本物のコーヒーというのはこういうものなんだと教えてあげられるでしょう。
 シムズのバーでビール飲んで休みました。