24日目④ 成都 金沙址博物館 絵画的風景 12月3日(金)

 金沙址博物館は綺麗で広くて、そして静かで落ち着いているので、博物館の中だけでなく、天気が良ければ公園みたいなところで1日のんびりしてもいいです。この日、小雨が降っていて空がボヤーッとわずかに薄く朱色になって、霞んだ木々の紅葉と小川の灰色がかった深い緑と絶妙な色合いです。成都の街の喧騒とは無縁の静けさです。こういうところにずっといたら、性格まで変わってしまいそうです。またゆっくり見てみたいところですね。

 博物館を出てから小雨の中を少し歩き、お腹が空いてきたので小さな食堂に入りました。シムズの近くにあるいつもの食堂と同じチェーン店でした。肉入りの支那ソバっていう感じのあっさりしたラーメン、のはずでした。店の女主人が、これ入れる?と真っ赤なラー油を指すので、指でほんの少しと答えました。と、それが大間違いで、フト見たら、ほんの少しのはずなのに、大さじ一杯豪快に入れられちゃいました!それはほんの少しではないでしょう?! だけどもう遅い。しまった。これはまずい!と思ったのですが、普段、出されたものは全部食べることを一応、まあ信条にしているので、食べます。最初はうまい。けれど段々辛くなってきて、汗が出る出る、メガネは曇る、ハナミズたらたら、涙もポロポロと散々でした。なんとか全部食べたのですが、さすがに汁はかなり残しました。それでも随分頂きました。フー!辛い!
 
 1989年の暮れ、韓国のソウルにいました。駅前の食堂で味噌汁とごはんを食べましたが、これが真っ赤な味噌汁。辛かったー。けれど、とても寒かったから身体が自然に受け付けたという感じでした。食べられるものでした。
 成都の12月初め。雨が降って結構寒かったからなんとか食べられた様です。普段は辛いものは全然ダメ。苦手です。

 食後、小1時間くらい歩いて、一環路まで来たので反時計周りのバスに乗って、プールまで行きました。30分くらい泳いでから、またバスでシムズまで戻りました。結構疲れました。