15日目① ラサ デプン・ゴンパ 外国語学習法 11月24日(水)



 デプン・ゴンパ(中国名:哲蛙寺)1400年代に創建された、ゲルク派の由緒ある僧院。ラサ市内より10キロあまり。タクシーを使うと40元、500円ほど。拝観料は50元、650円。
 お寺を沢山見てきたので、実際のところ何がどう違い、どんな価値があるのかよくわかりません。大抵は修行を極めたえらい僧侶、歴代ダライ・ラマなどの霊廟であったり、仏像が大小様々数え切れないくらいあり、集会所の様なホールがあり、飾りつけがあり、バターランプの灯明があり、僧侶とそして熱心な巡礼者が沢山います。僧侶の食事を作る台所は広く、片すみで猫が瞑想しています。
 ちょっと山の方に目をやると、文化大革命の時代に破壊されてそのままのお寺などもありました。 
 
 さて、ガイドのジェムツォさんの説明は全部英語なので分からないことばかりです。しかし、いくつものお寺を見学しているうちに、お寺の構造は似ているところが多いので、結果として同じ単語や言い回しが繰り返し使われていることに気づきます。
 例えば、「第何代ダライ・ラマが PASS AWAY してから、、、、。」と説明があれば、なるほど人が亡くなることを PASS AWAY と言うのだなーと分かって来ます。ただ亡くなると言うより入滅とか仏になるとか何かいい訳があるんだと思いますが、大きなところでは間違ってない。この程度の英語力ではなんとも心許ないですが、聞いているうちのほんの少しでも、こういう時はこう使えばいいんだなーという具合に合点が行く時があります。

 文脈や状況から推測するのですが、外国語を直接法で教えるのと大体同じです。直接法、つまり日本語を教える場合、日本語だけで行うことを言います。
 例えば、何人かでお酒を飲むシーン。手に持ったグラスをあげて「バカヤロー」と言って、まわりの人とグラスを合わせれば、生徒は、、、「なるほど、日本語では乾杯のことを バカヤロー と言うんだなー。」と理解するわけです。(冗談でもバカヤローなんて教えないで下さいね。)
 
 1ヶ月の旅行中、24時間、外国語の中にいる。意識するしないに関わらず、色々なシーンで「なるほど、、、」と思うわけです。だから、外国語を覚えるのにはその国で暮らすのが効果的だということですね。また、日本にいる時も、出来るだけ多く「状況」を作って勉強するのがいいと思います。
 さあー頑張るぞー。チベット語も中国語も。