13日目③ ラサ セラ・ゴンパ 11月22日(月)


 セラ・ゴンパで問答修行を見学した後、僧院内を歩いていたら、スペインレディース2人組に偶然会いました。観光地なのでよくある話です。チベット人女性ガイドが一緒でした。なんでも、昨日はポタラ宮を8時間も見学したそうです。びっくりしました。あの陰鬱で複雑、難解な建造物に8時間も何をしていたの?と思いましたが、瞑想をしたり、僧侶と話したり色々楽しかったそうです。ユニークと言うか個性的と言うか、とにかく真似ができない。いやいや、これからは見習いたいものです。彼女達は、この後、ギャンツェ、シガツェに1泊ずつし、またラサに戻って来るそうです。私もギャンツェ、シガツェには行くので、多分また会うでしょう。(後日、彼女達がラサを発ち帰国する前の晩にバルコルでバッタリ会いました。)

 広いセラ・ゴンパへは明日も来る予定。最初から問答修行がきっと面白いだろうと思っていたので2日間じっくり見ようと思っていました。しかし、その問答修行も、チベット語、さらに仏教用語がわかればずっと為になるにちがいないし、もっと面白いでしょう。先は長いです。
 今日は寺の中の多くの仏像を見ました。写真を撮る場合は10元とか15元くらいの寄付を求められることがあります。またはっきりと写真はいくら、ビデオはいくらと書いてあることもあります。写真は20元くらいまで、ビデオはもう少し高くなります。それでも何百円のことですが、とにかくお寺ばっかり見学しているので、ある程度の金額にはなります。また、お寺には小銭をねだる物乞いが多い。これは仕方のないことですが、結構、1元札や5角のお札を10枚も20枚も握っていて、さらにその手でお金をくれと言われてしまいます。これも貧しい人に寄付が出来るのだから、本当は喜ばなければいけない話。
 
 バスでラサの中心部まで帰り、少し歩いてバルコルへ行きました。中華料理屋さんがあったので、またチャーハンを頼みました。8元、100円ちょっとでボリュームたっぷりです。ちょっと易きに流れていますが、どうも成都にいた時と同じ様な店に入ってしまいます。でも店主はなかなか愛想が良く、何かとやって来てはお茶を入れてくれたり、紙ナプキンを持って来てくれたりします。奥さんと2人の子供さんも店にいます。それに、チベット人らしい女の子が二人、働いていました。小さい女の子が私のカメラに興味を示し触っているうちにお父さんを1枚。かなりピンボケになっちゃったので、撮り直してあげました。 
 店の掃除をしていたチベット人の女の子2人も一緒に記念撮影をしました。ここではまあ仲良くやっているようです。