11日目③ ラサ 再会 スペインレディスとロシアンガイ 11月20日(土)


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ジョカンとバルコルの見学の後、午後2時頃にはいったんホテルに帰って休憩しました。前の晩は、少し頭が痛かったので頭痛薬を飲んで寝たのでした。ラサ到着後、4日間。最初から飛ばしているので疲れるわけです。観光予定もせいぜい2〜3時間くらいにして、一旦ホテルに帰り、休んでからまた出かけるなど、体力を消耗しないよう気をつけるしかありません。

 というわけで、西南西向きのタシタクガイホテルの部屋は、午後は日当たりが良く気持ちがいい。ひと眠り。
 夕方、屋上に出て山並みの写真でも撮ろうかと眺めていたら、KOーICHIROーと大きい声で呼ばれています。えーっと思って周りを見回したらなんと、3〜40メートル離れた建物の屋上に、何やら怪しい外国人男女3名が手を振って、私の名前を叫んでいます。なんとスペイン人女性二人とロシアのバラッドさんでした。びっくりして手を振り、すぐそっちに行くよーと大声で答えました。彼等はクールヤクホテルの屋上で景色を見ていたら、偶然、僕を見つけたのでした。

 クールヤクホテルに行って再会を喜びました。ロシアのバラッドさんが、私の携帯電話に架けたけど繋がらなかったと、発信履歴を見せて説明してくれました。私の携帯電話にも着信履歴がありません。そもそも、ガイドのジェムツォさんからの連絡もつかなかったのだから無理もない。因みにこちらから発信すればジェムツォさんには繋がります。日本とのメールのやり取りもできませんでした。au携帯ですが設定が間違っていたのか、もともと使えないエリアだったのかわかりません。

 クールヤクホテルの部屋は実に清潔で、1泊素泊まり120元、約1600円。成都のゲストハウス、シムズコージーガーデンホステルの紹介によるディスカウント値段だそうです。但し、窓からの眺めはなきに等しい。隣りの建物まで1メートルあるかないか!という感じ。これは私にとっては圧迫感があり、たとえ1泊でもだめです。
 
 まあそれはさておき、オシャレなカフェレストランがあるというので繰り出しました。バルコルを少し歩いて行くとそのカフェは建物の2階と3階にあります。3階は最上階で、窓が大きくとってありオープンカフェ風。内装はヨーロッパの田舎の家みたいで、照明も凝っています。食べ物の値段は多少高目ですが、雰囲気がすごく良いのでオススメです。ガイドブックにも出ているそのカフェはMakye Ame Restaurant チベット、ネパール、インド料理などなど。スタッフもいい。北京にも店があるとのこと。
 
 話が弾んで弾んでラテンの乗りで夜11時過ぎまで。
 ベアトリーさんの自由な生活に対して、クリスティナさんはご主人と一緒に衣料関係の会社をやっているので、現実はそう甘くない、、、と、やや批判的だったり。クリスティナさんは、普段、ヨガの瞑想をすると神と通じるのだけれどポタラ宮で瞑想した時はダメだったと、、、。それに対して、仏教では神という考え方はしないのだけれど、、、と話が展開。さらに、小乗仏教的に自分の修行を完成させることを目的とするのか、あるいは、大乗仏教的に広く世の中の生きとし生けるものを救うのかなどなど、、、、。ふー。日本語で話しても難しいのに。頑張って意見を言いましたが、なかなか大変でした。

 さすがラテンの心にウォッカの男。疲れたー。
 ウォッカの男バラッドさんは明朝ラサを出発、広州に行くとのことでした。