18日目② シガツェ〜ラサ スパニッシュレディース 11月27日(土)

 あっと言う間のシガツェ2泊旅行が終わり、ラサのヤクホテルに戻って来ました。前は4階の部屋でしたが、今度は2階。ゼイゼイ言いながら(空気が薄いからですよ。トシのせいじゃありません!)階段を上がらなくて助かります。通りに面しているので騒々しくないか少し心配でしたが、エアコンの効きがいいそうです。(夜は全然静か、全くの杞憂でした)

 晩ご飯は「米」を食べたくなって、中華料理屋さんがあるジョカンの方へ歩いて行ったら、スペイン2人組とバッタリ会いました。いつもグッドタイミング。まあ小さな町の狭いエリアの事です。欧米の旅行者は安宿に泊まる事が多いので、当然その近くにいる。ラサで最初に泊まったスノーランドホテル、タシタクガイホテル、クールヤクホテル(ここはかなり綺麗ですが)などはイワユル安宿に近い。ドミトリーと呼ばれる個室ではない共同の大部屋になると、シングル料金の半額以下です。30元、わずかに400円ほど。もっとも新宿あたりのカプセルホテルよりもプライバシーはないですよ。男女一緒のところもザラ。これは良し悪しですね。やはり若い人が多く、世界を回っている旅人にはありがたいものです。沢山友達ができたりして、個室に泊まるのとは大分違います。私は今回の旅行では、というかドミトリーには数えるほどしか泊まったことはありませんけど、、、これは「トシ」かあるいは性格か。

 それはさておき、スペインのクリスティナさんとベアトリーさんは明日、北京経由で帰国するというので、タシ1レストランというところで夕食にしました。クリスティナさんはチャクポリ(薬王院)で良いメディテーションがで出来たそうで、ベアトリーさんはあるお寺で僧侶と為になる話(詳細はここでは省きます)が出来たとのことでした。それにクリスティナさんは子供さんや旦那さんに沢山お土産を買ったので、荷造りが大変だとぼやいていました。成都から来る時、既にバッグが三つあったはず。それをロシアンガイのバラッドさんと私が手伝ってあげたのでした。一人でどうやって持って帰るのか?さて。
 
 スペイン語、英語、ロシア語、中国語、そしてチベット語。沢山の外国語が使えたらもっと楽しかったでしょう。文法ではなく場面別の会話テープを繰り返し聞くのが、特に初心者には有効だと思います。石川遼選手のあれ、スピードラーニングも特に最初はいいでしょうね。テストの為のテスト、の為には文法が必要なので、日本の外国語教育では文法ばっかりですね。欧米の学校でこれをやると、即、生徒からクレームがきます。「今日の授業で私はどんなコミュニケーションが出来る様になったのか?」などと言われる。最近、日本の学校で会話重視の英語教育が人気で、逆に文法力の低下を嘆く声がよく聞こえて来ます。読み書きをしっかりやるには文法と語彙力は当然必要です。でも、まずは聞いて話す中で身につける程度の文法をやるのが先だと思います。みんなが通訳になるわけではない。レストランや駅、店、ちょっとしたやり取りに困らないレベルなら文法重視の必要はない。さらに深くやるなら関係代名詞や時制をちゃんと間違えない様にすれば、込み入った話も出来てくるので、より言いたい事が言える様になります。
 かく言う私は文法がからっきし弱いので必要性を感じてはいます。

 ラサも残すところあと2日。明日はチャクポリ(薬王院)を見ますが、他に大きな予定は入れてません。名所を見るより町を眺めていると思います。